2009年01月14日

アメリカ知的財産法への誘い 〜 年末年始の知財セミナー 〜

昨年末にメルマガ発行を予定していましたが、本業に追われその機会を逸してしまいました。遅配のお詫びとともに、本年最初の発行といたします。

今年もよろしくおつきあいをお願いいたします。


昨年末と年明け早々、知財セミナーで講演する機会がありました。
その様子と感想を述べて今年最初のブログといたします。



先ず最初に昨年12月9日の東京都知的財産総合センター主催の中小企業向け知的財産セミナーについて。


※東京都中小企業知的財産シンポジウム〜明日をみつめ、未来へつなぐ〜
 http://www.tokyo-chizai.jp/


このセミナーは中小企業の経営に知財をどう活かすかというテーマで、私は知財リスクの観点からワークショップで講演しました。その後で、工業デザイナーの奥山清行氏が「グローバル時代の知財戦略 競争力ある中小企業とは」という演題で基調講演をしました。

奥山さんはイタリアのフェラーリのデザイナーとしての経験を活かし、今は山形県に本拠地にしながら、一年の半分は外国でビジネスをしているそうです。

さすがに国際舞台で活躍している方はちがうと感じたのは、講演の内容もさることながら、その語り口、とくに間の取り方と聴衆への目線の配り方でした。

パワーポイントのスライドを使用しながら、原稿には一切顔を向けず、実に見事に話を展開し、完結させていました。その位の話術がないと外国との競争に勝ち抜いていけないのかと痛切に思い知らされました。

※工業デザイナーの奥山清行氏のオフィシャルウェブサイト
 http://www.kenokuyama.jp/

※その時の内容については、モデレータ役の遠山弁理士が自分のブログ(12月10日付)で紹介しています(http://chizai.cocolog-nifty.com/)。興味のある方は覗いてみてください。


基調講演の後に奥山氏やその他のパネリストを入れて、パネルディスカッションがありました。私は、自分のワークショップに参加した方にアンケートへの回答をお願いし、その回答をベースにしてパネル討論に臨みました。講演の後、パネル討論に出ることは何度かありましたが、その日のうちにアンケート調査をやってそのデータをもとにパネルでコメントするというのは初めてでした。

会場の受講者にとっても、自分のアンケート回答がどのように集計・解析されたのか興味があったようで、皆さん熱心に聞いておられました。講演内容とパネル討論を連動させるのは時間の問題もあり易しくはありませんが、いつか機会があればもう少しアンケートの調査項目を工夫してみたいと思いました。



次に年明けの知財研修について。1月7日、北陸地方にある某国立大学で、朝9時から午後4時まで、昼1時間の休みを挟んで、計6時間マラソン研修の講師を務めました。与えられたテーマは「企業経営と知的財産」と「民間企業における技術情報管理」で、両方とも難問中の難問のテーマでした。受講者は、これから学内の知財問題に取り組む教員や職員の方々。

今、日本の大学では、産学連携をどう進めるかで頭を痛めています。特に地方の大学は、地場産業との連携ということで、大都市の大学とは違った悩みをもっているようです。

どこの大学も知財担当の入れ物は国主導でできたのですが、それを担当する人材育成が課題です。今回は、学内で主導的に役割を行う知財アドバイザー養成のための研修講座でした。


閑話休題。現地には前日に入り、その夜は日本海でとれた海鮮料理をゆっくり堪能しました。美味しい地酒は翌日のマラソン研修そなえて控え目にして、お料理だけはたっぷりいただいた次第。

正月三箇日よりもリッチな気分を味わいました。
posted by J.Fujino at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | メールマガジン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。